第15回神経ブロックEBM研究会
2023年 11月 18日(土)『第15回神経ブロックEBM研究会』を開催します。
●開催概要
本会開催は、オンライン開催(WEB会議方式)とさせていただきます。
日 時: 2023年 11月 18日(土)14:50〜16:25
場 所: オンライン開催(WEBライブ配信 *Zoom webinar 利用)
対 象: 医療従事者/研究者 ※事前参加申込必須
参加費: 無 料
当番幹事:倉田 二郎 先生(東京慈恵会医科大学 麻酔科学講座 教授)
開催案内パンフレット *参加申込方法詳細含む
●プログラム
【 開会の辞 】
倉田 二郎 先生(東京慈恵会医科大学 麻酔科学講座 教授)
【 一般演題 】
『Well being にかかせない腰の健康維持
“コンドリアーゼ注射”という腰椎椎間板ヘルニア治療法』
木村 信康 先生(湘南藤沢徳洲会病院 痛みセンター 主任部長)
『翼口蓋神経節パルス高周波の良い適応について』
濱口 孝幸 先生(東京慈恵会医科大学 麻酔科学講座 助教)
【 特別講演 】
『幻肢痛の運動表象は強めるべきか?
エビデンスの再検証と新しい治療法』
柳澤 琢史 先生
大阪大学 高等共創研究院 教授
(大阪大学大学院医学系研究科脳神経外科兼務)
◆ 座長メッセージ ◆ 倉田 二郎 先生
裄V 琢史 先生は、脳の回路を操作することで痛みを治療するという、世界的にも斬新な試みを推進される新進気鋭の医師・研究者です。特に、幻肢痛の鏡療法をbrain-computer interfaceで長足に進歩させたご研究は、「脳から痛みを治す」という大きなパラダイムシフトをもたらしました。神経ブロックが脳の痛覚変調に与える影響をエビデンスとして確立できるのか、そのような命題に取り組むヒントを与えてくれると期待しています。
■ 抄 録 ■
幻肢痛は、上肢切断や腕神経叢引き抜き損傷などの求心路遮断後に、感覚運動表象に可塑的変化が誘導されて起こる慢性疼痛と考えられている。H. Florらは、fMRIを用いて幻肢痛患者と痛みのない幻肢患者を比較し、口の運動表象が手の運動表象と重なることで痛みが生じると報告した。また、鏡療法などを用いることで、手の運動表象を強化し、重複した運動表象を解消し痛みを軽減しようとする試みがなされてきた。しかし近年、T. Makinらは、H.Florらの実験が再現されず、逆に、幻肢運動表象が残存しているほど、痛みが強いことを報告した。我々は、ニューロフィードバックを用いて、幻肢運動表象を修飾することで、皮質表象と痛みとの関係を明らかにし、H.Florらの提唱していた仮説を更新し、新たな治療法を開発した。本講演では、幻肢痛治療に関するエビデンスの再検証と治療法開発について、我々の取り組みを中心に概説する。
【 開会挨拶 】
大瀬戸 清茂 先生
東京医科大学 麻酔科学講座 兼任教授 / NPO法人ペインクリニック普及協会 理事
●参加申込について
今回第15回は、オンライン開催(WEBライブ配信:Zoom利用)です。
下記、参加申込フォームより、必要事項をご記入のうえ、お申込みください。
https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_pW51_1j3S4aqMNJxrk3CTg
*アクセス方法につきまして、別途メールにてご案内させていただきます。
開催案内パンフレット *参加申込方法詳細含む
●お問い合わせ先
「NPO法人ペインクリニック普及協会(PRPAIN)」事務局
E-Mail:info[at]prpain.org
※[at]を@に変更してお送りください.