第1回タイカダバーハンズオンセミナー
2017年 3月 9日(木)-12日(日)タイ/バンコクにて、第1回タイカダバーハンズオンセミナーを開催しました。
●オープニングセミナーご講演動画(安部洋一郎先生)
PRPAIN会員専用ページにて会員限定にて近日公開予定です。今しばらくお待ちください。
●開催ご報告
インターベンショナル治療に関するトレーニングの機会が海外に比べて少ない本邦。日常診療の中で学ぶ機会が無くなかなか習得できない手技について、熟練の講師陣とともに大いに学びました。
オープニングセミナーでは、第1回企画代表 安部 洋一郎 先生より、『頸部〜腰部硬膜外(腔)洗浄の際のカテーテル挿入の工夫』と題して、翌日からのハンズオンも踏まえて、手技のチェックポイントやコツなどを中心に、実際の手技動画の開設を交えつつ、講義いただきました。続いてのウェルカムパーティーでは、講師、受講者、企画運営メンバーでハンズオンに向けて要望や不明点など語らいつつ、多種多様なタイ料理に舌鼓を打ちながら、皆で大いに懇親を深めました。こちらでは、名古屋大学医学部付属病院 柴田 康之 先生のご紹介で、タイのペイン学会会長である Associate Prof. Supranee Niruthisat, MD、Wireena Kampitack MDはじめ、タイの先生方にもご参加いただき、タイ−日本の交流もスタートできました。今後の企画コラボやアクションがすごく楽しみです。
遂に本番、カダバーハンズオンは、王立大学であるChulalongkorn UniversityにあるChula Soft Cadaver Surgical Training Centerにおいて、早朝から夕刻まで丸2日間、講師・受講者全員がほぼ休憩を取ることもなく(休憩時間はもちろんあったのですが)、ぶっ通しで行なわれました。
Aチーム(アドバンスコース 講師:安部 洋一郎 先生)とBチーム(ベーシックコース 講師:伊達 久 先生・西木戸 修 先生)の経験ステージ別。大瀬戸清茂先生と西山隆久先生も講師として双方をサポート。Aチームは、全員で各人の手技を見ながら、細かい手技のコツを共有・習得しつつ、日常診療の疑問点なども含めて討論しながら納得いくまで手技ができた模様です。Bチームは、多数がペイン初心者である中、基本から実践まで、具体的で流れるような伊達先生はじめ講師陣の解説とともに、自身もちろん各人の手技も全員でチェックしつつ、受講者全員が講師陣も驚くほどに上達できた模様です。
もう1つの本会目的がやはり交流&懇親!もちろん大いに楽しく語らい懇親を深めることができました。
最終日の打ち上げパーティーでは、参加者個々の挨拶&受講証授与などもあり、講師・受講者ともに本会大満足のご様子だったのは言うまでもありません。その熱意はとどまることなく、今後の課題や具体的な企画まで、いろいろな話もともにできました。またその他、自由行動時間は多くは無かったですが、ディナークルーズはじめ、タイ-バンコクをともに満喫できました(眼差しと笑顔がすべてを物語っておりました)。
講師陣、および、全国各地からご参加いただいた先生方はもちろん、本会実現において多大なご協力・ご支援いただいた複数の企業の皆さま、そしてタイ関連Drをご紹介いただいた柴田先生、この場をお借りして改めまして厚く御礼申し上げます。
そして運営メンバーとして、企画事務局-兼-講師いただいた西山先生はじめ、村井邦彦先生、木村信康先生、さらに実はもう一人の立役者として本邦留学もされていたメイ先生(Thanaphirat Mamaethong, M.D.)には、ハンズオンはじめ本会ずっとご参加いただきつつ、現地コーディネートなど大変貢献いただきました。有り難うございました!
今回第1回として、いろいろな課題や改善点ももちろん多々あり、次回以降さらに充実した本セミナーとなっていくこと間違いありません。
関係各位の皆さま、貴重なご意見をお寄せいただくとともに、今後ともさらなるご協力・ご支援をぜひ宜しくお願い致します。
■以下は会場風景です。
◎OPENING SEMINAR & WELCOME PARTY
◎CADAVERIC HANDS-ON
◎DINNER CRUISE
◎CELEBRATION PARTY
□【 開催概要 】
● 企画代表 安部 洋一郎 医師 からのメッセージ
先日スペイン/バルセロナにおけるカダバー研修会に参加する機会がありました。スペイン各地だけでなく、ポーランドやデンマーク、遠くはコロンビアからも研修を受けに脳外科医、麻酔科医が集っておりました。超音波ガイド下、レントゲン透視下神経ブロックのほか、椎体形成術、DRG刺激、骨盤内刺激、エピドラスコピー、椎間板治療、黄色靭帯切除法など多彩で日本でのこの分野の治療がいかに海外に比べ、非力かを実感いたしました。
このたび、複数の企業の協賛でタイ国においてインターベンショナル治療のトレーニングが開催できることに感謝と同時にこれらの治療の重要性を感じております。一人でも多くのペインクリニシャンに新たな治療法を研修して頂き、今後と痛み治療に役立てていただければと思っております。
●日時: 2017 年 3 月 9日(木)10日(金)11日(土)12日(日)
●場所: Bangkok,Thailand [Chulalongkorn University][Chula soft cadaver surgical training center]
●対象: 医師(日本ペインクリニック学会会員)*事前参加申込み必須
●参加費:70,000円 *宿泊交通費は別途自費
=企画代表= 安部 洋一郎(NTT東日本関東病院)
=事務担当= 西山 隆久 (東京医科大学 麻酔科学分野)
開催案内パンフレット
●プログラム:
◇【1日目】3月 9日(木)夕方
オープニングセミナー&ウェルカムパーティー
◇【2日目】3月10日(金)8:00〜16:00
●ハンズオン Aブース 「椎間板:Disc FX」
●ハンズオン Bブース 「脊柱管治療:SCS」
◇【3日目】3月11日(土)8:00〜16:00
●ハンズオン Aブース X線透視下神経ブロック、インターベンショナル治療
●ハンズオン Bブース 1日目の再チャレンジコースとして
◇【4日目】3月12日(日)
フリートーキング
●参加申込み方法:
本会申込専用E-Mailアドレス(taihannzuonn@gmail.com)まで、
以下項目をご記入のうえ、募集期間内にご連絡ください。
[対 象]医師(日本ペインクリニック学会 会員)
[参加募集期間]2016年9月15日(木)〜22日(木)
[参加募集人数]受講者15名 *別途、講師4〜5名予定
※定員となり次第、締め切らせていただきます.ご了承ください.
【参加申込み項目】****************************
- ○ ご氏名(ふりがな) :
- ○ ご所属(大学/施設名など):
- ○ 連絡先E-Mailアドレス :
- ○ 連絡先携帯電話番号 :
- ◎アンケートにご回答ください。
以下5点の手技それぞれについて、先生のご経験をお知らせください。」
5択にて(@全く知らないA見たことがあるB1-2回あるC3-5回あるD6回以上ある)
・SCS ⇒( )
・DiskFX ⇒( )
・ラッツカテーテル ⇒( )
・高周波熱凝固 ⇒( )
・透視下のブロック ⇒( )
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●参加申込み/お問い合わせ先:
タイカダバーハンズオン運営事務局 西山宛にメールにてご連絡ください。
第1回タイカダバーハンズオンセミナー運営事務局
運営事務局担当 西山宛
□事務局E-Mail□ taihannzuonn[at]gmail.com
※[at]を@に変更してお送りください.