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第15回ペインクリニック診断研究会
●開催ご報告:
『第15回ペインクリニック診断研究会』を9/25(木)に開催しました。
本会場・各サテライト会場ともに、多数の皆様にご参加いただき有り難うございました。
加藤 実 先生(日本大学医学部 麻酔科学系麻酔科学分野 診療教授)にご講演いただき、
参加いただいた皆様も大いに診療アップデートの場としてお役立ていただけたことと思います。
今回参加できなかった皆様もぜひ次回ご参加ください。
●日時: 2014年 9月 25日(木) 19:15〜
●場所: 品川プリンスホテルメインタワー15階「トパーズ15」
≫交通アクセスはこちら
●対象:医療従事者
開催案内パンフレットはこちら
●テーマ:
【特別講演】座長:鈴木 孝浩 先生(日本大学医学部 麻酔科学系麻酔科学分野 主任教授)
『痛みセンターの新設における集学的アプローチによる痛みの診断と治療』
演者:加藤 実 先生(日本大学医学部 麻酔科学系麻酔科学分野 診療教授)
■特別講演 抄録
非がん性慢性痛患者並びにがん性痛患者に対し、集学的アプローチによる痛みの原因診断と痛み治療の方向性を決定する痛診療部門である「痛みセンター」が当院に新設された。
特色は、「痛みセンター」自体では痛み治療は行わず、既存の診療部門であるペインクリニック、整形外科、リハビリテーション、精神科など複数の部門で痛みの原因検索を実施し、これらの結果を痛みセンターで統合し、個々の患者に適した痛み治療の方向性を決定する点である。尚、この連携を円滑かつ短時間にすすめるために、各診療科にはあらかじめ痛みセンターの担当医師を決めている。痛みセンターでは、初診時の患者には看護師、薬剤師、精神科医師、ペインクリニック医師のそれぞれが診察する診療体制を基本にしている。看護師、薬剤師は、これまでの治療内容及びその効果、副作用などについて、家族歴、生活歴の情報収集を、精神科医師は、精神疾患の有無、メンタルサポートの必要性の有無などを評価している。これらの情報収集後、ペインクリニック医師は面談、診察を通じて痛みの評価を実施し、痛みの原因検索に必要な関連診療科をリストアップし、痛みセンターのコーディネーター看護師が、各診療部門と連絡をとり受診計画を決定する。加えて、同日夕方から開かれるカンファレンスで、追加の診療科の必要性の有無なども議論され決定される。本講演では症例を提示しながら、診断と治療の実際の流れを紹介したい。
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